ワイヤーカット放電加工
(初級)
素材の硬さに関係なく
高精度な形状に加工
素材の硬さに関係なく
高精度な形状に加工
水や油の中で、非常に細いワイヤー電線を電極として火花を発生させて、熱で金属を溶かしながら切るように加工します。 液体の中で火花を起こすと、金属の溶けた部分が液体で急激に冷やされ飛散します。 このように、火花を断続的に飛ばし、金属の溶解・冷却・飛散を繰り返し金属を加工することを放電加工と呼びます。
こんな疑問はありませんか?
Q1.
電気を通す素材であればどんなに硬くても、逆に柔らかく粘り気があっても加工することができます。
Q2.
細穴放電加工で素材に下穴を空けワイヤーを通して穴加工を行うことができます。切削加工やドリル加工よりも高精度な加工位置や綺麗な円形の穴加工を行うことができます。
Q3.
放電加工は、ワイヤー電極から放電することで素材を加工するためワイヤーと素材が直接触れることがありません。そのため加工による圧力で素材の変形やひずみ、他の加工では必ずできるバリ・カエリも出来ません。
Q4.
A3のように素材に圧力がかからないため、薄い素材でも加工するとこができます。
Q5.
切断したい形状をプログラミングし切断します。そのため複雑な形状や曲線であっても加工することができます。またピン角に近い加工や細い幅のスリット加工も可能です。
スチール(SKD-11・SK3・SS400・S45C・SCM・HPM)
ステンレス (SUS303・SUS304・SUS430・SUS440・SUS316・SUS420)
アルミ (A5052・A2017)
銅 (銅・ベリリュウム・リンセイ銅、タフピッチ銅、銅タン)
超硬
<難加工素材>
タングステン
タンタル
モリブデン
チタン
セラミックス(電導性)
ジルコニウム
ニオブ