2020-9-9
医療機器に用いられるパイプへの微細加工
みなさんこんにちは!
ナムテクノ技術担当の畠田です。
本日は、お問い合わせの多い
医療機器などに用いられる
小径パイプへの加工(細い管の加工)についてお伝えします。
当社で受注するパイプの加工は、
小径パイプへ
「穴を開けて欲しい」
「スリット加工をして欲しい」
「段差を付けて欲しい」
「溝を入れて欲しい」
というご要望です。
どれくらい小径かと言いますと、
パイプの厚みが僅か0.05mmの極細パイプにも対応しています。
加工方法は、当社が行うワイヤーカット放電加工や細穴放電加工の他にも、
ドリル加工、切削加工などで加工や穴を開けることは可能です。
しかし、医療機器は精度が求められることが多いため
放電加工が最適です!
何故パイプ加工にワイヤーカット放電加工や
細穴放電加工が使われるか、その謎にお答えしたいと思います。
ワークに圧力がかかる加工ですと、
パイプが加工過程で不安定な状態になるため、
加工の力と一緒に変形してしまいます。
ワイヤーカット放電加工や細穴放電加工で加工をすれば、
ワークに圧力がかかることなく加工が可能ですので
パイプなどの中が空洞のワークでも加工をすることができます!
パイプは空洞構造のため、ワークを押さえる時の力で
内径が潰れてしまうことがあります。
特に医療用パイプの加工の場合は、
小径が数ミクロンと小さいパイプへの加工のご要望が多いため、
強い力でワークを抑えなければならない加工では
パイプが潰れてしまいます。
細穴放電加工やワイヤーカット放電加工で加工をする場合は、
ワークに大きな力がかからないため、
ワークを抑える力を最小限に押さえることが可能です!
先ほどもお伝えしたように、
金属を加工する方法はワイヤーカット放電加工や
細穴放電加工の他にもドリル加工や切削加工などの
加工方法があります。
しかし、ドリル加工や切削加工では、
加工面にバリやカエリができてしまいます。
精度が必要な医療機器の加工には、不向きになります。
ワイヤーカット放電加工は、
ワイヤー電極から放電することで素材を加工するため
ワイヤーと素材が直接触れることがありません。
そのため加工による圧力で素材の変形やひずみ、
他の加工では必ずできるバリ・カエリも出来ません。
パイプの先端を加工したい場合
加工の振動でワークが揺れてしまいうまく加工が出来なかったり、
寸法がきっちり仕上がらないことがあります。
ワイヤーカット放電加工なら、
加工によるワークへの圧力がかからないため、
切削加工のように振動も起きません。
微細な加工や、高精度な寸法を要求される加工もお任せください!
ナムテクノが扱うワイヤーの種類は
0.02mm、0.03mm、0.05mm、0.07mm、0.1mm、0.2mm、0.25mm。
お客様の幅広いニーズにお応えします。
中でもワイヤー線径0.02mmによる加工で
他社には負けない微細加工が可能です。
• 1.ピン角加工(コーナーRが小さい)
• 2.幅の細いスリット加工
• 3.小さい穴加工
ナムテクノが加工できる微細穴加工は0.02mm(20μ)〜0.5mm。
他社には負けない微細穴加工が可能です。
ナムテクノの細穴放電加工機は千分台の高精度加工が可能です。
機械の精度を最大限に高めるには機械を扱う技術力も必要になりますが、
ナムテクノの技術者は常に挑戦し続けることで
技術力を向上に邁進しています。
ナムテクノはタングステン、タンタル、モリブデン、
チタン、ジルコニウムニオブなどの
高融点金属の加工やセラミックス(電導性)などの
難素材加工も得意としています。
上記の以外に加工可能な金属例
スチール(SKD-11・SK3・SS400・S45C・SCM・HPM)
ステンレス (SUS303・SUS304・SUS430・SUS440・SUS316・SUS420)
アルミ (A5052・A2017)
銅 (銅・ベリリュウム・リンセイ銅、タフピッチ銅、銅タン)
超硬
また、最近では金属アレルギーに対応したレアメタル材料の
タンタル、ニオブ、ジルコニウム、チタンの加工依頼が多くあります。
金属アレルギーは日本人の10人に1人以上おり、
年々増加しているともいわれていますので、
今後もレアメタル材料の金属加工は増加していくようにも思います。
カテーテルのパイプや医療機器の小径パイプへ
「穴を開けて欲しい」「スリット加工をして欲しい」
「段差を付けて欲しい」「溝を入れて欲しい」
「微罪な加工をしたい」「今までにない形状の加工をしたい」
「バリのない穴加工をして欲しい」「バリのない形状加工をしたい」
「複雑な形状の加工をしたい」という方、
一度、ナムテクノにご相談ください。
ご要望にお応えします!
部品1個、穴1個から加工製作、テスト加工も可能です!
また同業種の方からのご依頼も承っております。
ナムテクノ技術担当の畠田です。
本日は、お問い合わせの多い
医療機器などに用いられる
小径パイプへの加工(細い管の加工)についてお伝えします。
当社で受注するパイプの加工は、
小径パイプへ
「穴を開けて欲しい」
「スリット加工をして欲しい」
「段差を付けて欲しい」
「溝を入れて欲しい」
というご要望です。
どれくらい小径かと言いますと、
パイプの厚みが僅か0.05mmの極細パイプにも対応しています。
加工方法は、当社が行うワイヤーカット放電加工や細穴放電加工の他にも、
ドリル加工、切削加工などで加工や穴を開けることは可能です。
しかし、医療機器は精度が求められることが多いため
放電加工が最適です!
目次
パイプへの微細加工の難しいポイント
何故パイプ加工にワイヤーカット放電加工や
細穴放電加工が使われるか、その謎にお答えしたいと思います。
難ポイント1:中が空洞なため加工中にワークが曲がってしまう。
ワークに圧力がかかる加工ですと、
パイプが加工過程で不安定な状態になるため、
加工の力と一緒に変形してしまいます。
ワイヤーカット放電加工や細穴放電加工で加工をすれば、
ワークに圧力がかかることなく加工が可能ですので
パイプなどの中が空洞のワークでも加工をすることができます!
難ポイント2:ワークを抑えた時に潰れてしまう
パイプは空洞構造のため、ワークを押さえる時の力で
内径が潰れてしまうことがあります。
特に医療用パイプの加工の場合は、
小径が数ミクロンと小さいパイプへの加工のご要望が多いため、
強い力でワークを抑えなければならない加工では
パイプが潰れてしまいます。
細穴放電加工やワイヤーカット放電加工で加工をする場合は、
ワークに大きな力がかからないため、
ワークを抑える力を最小限に押さえることが可能です!
難ポイント3:バリがでてしまう
先ほどもお伝えしたように、
金属を加工する方法はワイヤーカット放電加工や
細穴放電加工の他にもドリル加工や切削加工などの
加工方法があります。
しかし、ドリル加工や切削加工では、
加工面にバリやカエリができてしまいます。
精度が必要な医療機器の加工には、不向きになります。
ワイヤーカット放電加工は、
ワイヤー電極から放電することで素材を加工するため
ワイヤーと素材が直接触れることがありません。
そのため加工による圧力で素材の変形やひずみ、
他の加工では必ずできるバリ・カエリも出来ません。
難ポイント4:ワークにビビリ(振動)が発生してしまう
パイプの先端を加工したい場合
加工の振動でワークが揺れてしまいうまく加工が出来なかったり、
寸法がきっちり仕上がらないことがあります。
ワイヤーカット放電加工なら、
加工によるワークへの圧力がかからないため、
切削加工のように振動も起きません。
微細な加工や、高精度な寸法を要求される加工もお任せください!
ナムテクノの微細加工技術(ワイヤーカット放電加工・細穴放電加工)
ワイヤー線径0,02mm(20μ)〜できる微細加工
ナムテクノが扱うワイヤーの種類は
0.02mm、0.03mm、0.05mm、0.07mm、0.1mm、0.2mm、0.25mm。
お客様の幅広いニーズにお応えします。
中でもワイヤー線径0.02mmによる加工で
他社には負けない微細加工が可能です。
• 1.ピン角加工(コーナーRが小さい)
• 2.幅の細いスリット加工
• 3.小さい穴加工
弊社の穴径は0.02mm(20μ)〜だからこそできる微細加工
ナムテクノが加工できる微細穴加工は0.02mm(20μ)〜0.5mm。
他社には負けない微細穴加工が可能です。
1000mm台の高精度加工と熟練の技
ナムテクノの細穴放電加工機は千分台の高精度加工が可能です。
機械の精度を最大限に高めるには機械を扱う技術力も必要になりますが、
ナムテクノの技術者は常に挑戦し続けることで
技術力を向上に邁進しています。
難素材加工の経験が豊富
ナムテクノはタングステン、タンタル、モリブデン、
チタン、ジルコニウムニオブなどの
高融点金属の加工やセラミックス(電導性)などの
難素材加工も得意としています。
上記の以外に加工可能な金属例
スチール(SKD-11・SK3・SS400・S45C・SCM・HPM)
ステンレス (SUS303・SUS304・SUS430・SUS440・SUS316・SUS420)
アルミ (A5052・A2017)
銅 (銅・ベリリュウム・リンセイ銅、タフピッチ銅、銅タン)
超硬
また、最近では金属アレルギーに対応したレアメタル材料の
タンタル、ニオブ、ジルコニウム、チタンの加工依頼が多くあります。
金属アレルギーは日本人の10人に1人以上おり、
年々増加しているともいわれていますので、
今後もレアメタル材料の金属加工は増加していくようにも思います。
まとめ
カテーテルのパイプや医療機器の小径パイプへ
「穴を開けて欲しい」「スリット加工をして欲しい」
「段差を付けて欲しい」「溝を入れて欲しい」
「微罪な加工をしたい」「今までにない形状の加工をしたい」
「バリのない穴加工をして欲しい」「バリのない形状加工をしたい」
「複雑な形状の加工をしたい」という方、
一度、ナムテクノにご相談ください。
ご要望にお応えします!
部品1個、穴1個から加工製作、テスト加工も可能です!
また同業種の方からのご依頼も承っております。